2008-12-03

X-File The Movie2 「I WANT TO BILIEVE」

映画を観てきました。
レディースデイではなかったので、
チケットぴあに寄って、前売り券を¥1,300で買っていったら、
ファーストデイとやらで¥1,000でした。12月1日の出来事。

…300円返して、と劇場の人に言うのは筋違い。

映画を観終わって、
プログラムでも買うべかな、と売店に寄ったら
「SOLD OUT」
と貼ってありました。

…プログラムが売り切れ、なんてことが、あるのですか…

なんとなく世知辛い世の中です。

映画の感想を書こうと思いますので、
ネタばれを避けていらっしゃる方はご注意くださいね。





X-Fileが終了してすでに6年の歳月が過ぎていますし、
ドラマ自体が9年続いた長寿ドラマですから、
最初の映画化から振り返ってもすでに10年く間が開いてしまっていますので、
今回の映画はかなり感慨深いものがありました。

なんというかもう、「どんな映画でもゆるしてあげよう」みたいな(笑)
親近感じみた思いが湧いてきてしまっているので、もはや私の評価はきっとみなさん参考になりません。

私が海外ドラマを好きになることができたきっかけをくれたのがX-Fileだったこともあって、
そう思うと「好きでいる期間」がもうずい分長いことになるんだな~と思い返しました。

今更ですが、FOXにこの映画の公式サイトがあったようなので、
貼り付けておきますね。
映画「X-File 真実を求めて

ここのサイトでは、丁寧なことに「X-Fileとは!」みたいなページが作ってありますので、
若かりし頃のデビッド・ドゥカブニー(パダレッキに匹敵する不思議な名前です)と、ジリアン・アンダーソンの姿を観ることができます。

最近のデビッド・ドゥカブニーは、なんだか困った依存症でメディアを賑わせているみたいですね。詳しいことはわかりませんが…SUPERNATURALでも、Deanに「デビッド・ドゥカブニーみたいだ」とか言われちゃってますし。(S4:EP8「WishfulThinking」)
SUPERNATURALでは、初期の頃からX-Fileに絡めたネタは割りと出てきてましたよね。
Pilot(1話目)では、FBIに扮したBOYSが本物の捜査官と擦れ違うときに、「Agent Mulder,Agent Scully.」なんて挨拶してみたり。
確かS2では、DeanがSamに、「俺がモルダーだよ。お前は赤毛の方!」なんて小学生みたいなこといってたりしましたよね(笑)。
ドラマの内容がかぶるのかといえば、実はSUPERNATURALでは、X-Fileのキーワードである(?)超常現象(paranormal phenomena)という言葉はほとんど使われませんよね。
「俺達の領域だ」と判断される要件(笑)は、おばけや、都市伝説に潜む異形のもの、であることであって現象そのものがクローズアップされることは少ないからかもしれませんね。なにせ生業が「お化けとかもろもろ退治」業ですからね~(笑)

そんな分析はさておき、映画の話でした(放っておくとSPERNATURALに行ってしまうようです)

今回の映画は、「I WANT BILIEVE」という往年の名台詞(?)が副題になっているとおり、異星人関連なのかな、と思いきや、超常現象という枠に入るもの、そして人生そのものに対して、「信じたい」という精神性
が全体的なテーマになっているようでした。
成熟した大人のドラマだったと思います。

なので、ドラスティックな展開や、スケール感の大きさなんかを求めて観てしまうと、少し物足りないかもしれませんが。「雪で閉ざされた空間」という、やや重苦しく閉塞的な舞台だったこともそう感じさせるのかもしれません。淡々と、一つ一つの駒を丁寧に追うようなつくりだな、という印象です。

私にとっては、それもX-File的な表現の一つなのかな~とも思えましたが。

そしてエンドロールの最後の最後で透明度の高いキラキラした海に浮かぶ一艘の船から、一生懸命手を振っていたモルダーとスカリーがとっても印象的でした。
なんとなく勝手に、X-Fileスタッフみんなの「長い間あきらめずに待っていてくれてありがとう」という感謝の気持ちを感じたような気がしてしまいました。

長い歳月を出演者も制作スタッフも、それぞれが積み重ねてこの映画に辿り着いたんだな~としみじみ。


SUPERNATURALもいつか映画になって、大画面で活躍する兄弟をみてみたいな…と結局はそこかい!
なしめになってしまってすみません…でもほんと映画化されたら嬉しいですね。




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